こんにちは。カフェベルガのベルガーくんです。

カフェベルガでは、定期的にスタッフの勉強会を開いています。
現状に満足せず、よりよい支援をお届けできるようにするためです。

今回は、臨床心理士の先生をお招きした「事例勉強会」の様子をお届けします。
実際のサポート事例について、みんなで深く考えました。

「動けない」を「動ける」に変えるアプローチのヒントや、ご家族との関わり方など。
日々のサポートに活かせる視点が、たくさん見つかりました。

福祉の支援に「唯一の正解」はありません。
正解がないからこそ、私たちがどんな風に悩み、利用者さんと向き合っているのか。
記事を通して、少しだけ覗いてみませんか?

専門家の視点を取り入れ、サポートの質を高めるために

2026年2月に行われた事例勉強会には、福祉関係者や研修生も参加しました。
講師である臨床心理士の人見健太郎先生を交え、熱心な話し合いが行われています。

日々見聞きしている利用者さんの様子を振り返りながら、より良い支援の形を考えました。
カフェベルガがこうした勉強会を定期的に開催するのは、サポートに「唯一の正解」はないからです。

ベルガーくん
ベルガーくん

専門家の視点を取り入れて、支援の質を高める工夫を続けています。

「動けない」のではなく、「見えないエネルギー」を使っているのかも

今回の勉強会では、2人の利用者さんについて深く考えました。
1人目は、発達障害などの診断があるXさんです。
Xさんは作業が終わっても、じっと黙っていることが多い方でした。

スタッフは「終わったら声をかけてね」と伝えていたのです。
しかし、Xさんにとってこの言葉はとても曖昧に響いていた可能性があります。
- 何がどうなれば「終わり」なのか?
- 誰に、どんなふうに声をかければいいのか?
スタッフがベテランであっても、感覚のすれ違いは起こります。

また、先生からXさんの見方が変わるようなお話がありました。
Xさんは、決して「"動けない"わけではない」のです。
頭の中でたくさんの見えない処理を行い、エネルギーを消費して疲れているのかもしれません。

あれこれシミュレーションし続けている人

「誰かにスイッチを入れてもらえば動ける」と捉え直してみます。
周囲がきっかけをつくる方法を理解すれば、Xさんは安定して活動できる可能性があります。
そうすれば、「これならできそう」と思える活動の場が、目の前に見えてくるでしょう。

家族の期待と「自立」の間で揺れる心

2人目は、生活リズムが乱れがちなYさんのお話です。
Yさんはご家族の通院に付き添ったり、送迎をしたりしています。
ご家族は、そんなYさんのサポートをとても頼りにしていました。

その一方で、ご家族からYさんに「自立してほしい」という願いも向けられています。
この矛盾したメッセージによって、Yさんは身動きが取れなくなってしまっていたのです。

生きづらさに悩む人

Yさんは、自分のキャパを超えた負担を抱え込んでいました。
この悪循環を止める第一歩は、「できない」というSOSを素直に発信して、自分を休ませてあげることから始まります。
カフェベルガが、その安全な居場所になります。

また、ご家族の中でキーパーソンになるような、例えばお母様を交えた対話も大切です。
外部のヘルパーを利用するなど、ご家族の負担を減らす方法もアクションとして見えてきました。

スタッフも悩みながら、あなたの一歩に伴走します

ベルガーくん
ベルガーくん

今回の勉強会を通して、スタッフも多くのことに気づかされました。

ときには、ご家族との関係に踏み込む必要も出てきます。
嫌がられるかもしれないと、不安になることも少なくありません。

しかし、本当に必要な支援を届けるためには大切なステップです。
障害や困りごとのサポートには、分かりやすい絶対の正解はありません。
だからこそ、カフェベルガのスタッフは日々悩み、考えながら一歩一歩進んでいます。

一人ひとりのペースを大切にしながら、一緒に考えます。
これからも、皆さんの「次の一歩」に優しく伴走していきます。

Published on Mar 17, 2026 | つくば市 就労移行支援 自立訓練 カフェベルガ