「就職のために就労移行支援を使ってみたい」
そう思って調べてみたら、「働いている人は使えません」なんて書いてあって、がっかり…。
- 「今はパートで少しだけ働いてるけど、それでもダメなの?」
- 「病気で会社を休んでるんだけど、支援は受けられないの?」
そんな不安や疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、
「就労移行支援って、働きながらでも使えるの?」
というギモンに、やさしくお答えしていきます。
働いている人でも使える“例外”のケースや、相談のコツも紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。


“働いてる”って言っても、いろいろありますよね。ちょっとだけバイトしてるのはアウトですか?
実はね、“例外”もあるの。自治体に相談すれば、使えるケースもけっこうあるのよ!

働いていると使えないって本当?
「今の仕事はパートだけど、このままでいいのかな…」
「フルタイムで働けるようになりたいけど、自信がない」
そんな思いをもって、就労移行支援を調べたあなた。
でも、ネットで見ていると「働いている人は使えません」と書いてあることが多くて、不安になりますよね。

実は、就労移行支援は「仕事をしていない人」が主な対象になっています。
制度のルールでは、すでに働いている人は「自力で働けている=支援は不要」とみなされることが多いんです。
けれど、これは「すべての働いている人がNG」という意味ではありません。
短時間の仕事や、働きながら将来の準備をしたい人には、例外的に使える可能性もあるんです。
どんな “例外” なら認められることがあるの?
「働いているけど、将来に向けて練習したい」
「体調が悪くて、今は休んでいるけど、また働けるようになりたい」
そんな人たちに向けて、就労移行支援が例外的に使えるケースがあります。
たとえば…
- 短時間だけ働いている場合
→ 週に数時間だけパートをしていて、将来はフルタイムで働きたいと考えている場合。
自治体が「それなら支援が必要だね」と判断すれば、利用できることがあります。 - 休職中の人
→ 働いていたけど、今は体調を崩してお休み中。
この場合、「働いていない状態」なので、就労移行支援が使える可能性が高いです。 - バイトをしながらの利用
→ 基本的にはNG。でも、通所や訓練に支障が出ない程度であれば、自治体がOKを出すこともあります。
大事なのは、「自分の状況がどう見られるか」。
その判断をするのが、市役所などの自治体です。
こんなとき使えるかも?ケース別で見てみよう
◆ケース1:パート中。でも将来フルタイムで働きたい
現在は週2日、1日3時間だけレジの仕事をしているAさん。
でも「もっと安定した仕事がしたい」と考えて、就労移行支援を調べました。
→ 市役所に相談したところ、「短時間労働なら対象になるかも」と言われ、事業所と連携して利用できることに!
◆ケース2:メンタル不調で休職中
Bさんは正社員として働いていましたが、うつの症状でお休み中。
復帰する自信がなくて、何をしたらいいか分かりません。
→ 休職中であれば「働いていない」状態と見なされ、就労移行支援を使える可能性が高いです。
◆ケース3:転職したいけど、準備ができていない
Cさんは、今の仕事が合わず、転職を考えています。
でも、自分に合う仕事が分からず、何から始めたらいいか悩んでいます。
→ いったん退職したあとで、就労移行支援を利用して「職業訓練+自己理解+就職活動」に取り組む人もいます。
利用したいときはどうすればいい?
「もしかして、自分も利用できるかも…」と思ったら、まずは相談することが大切です。
相談先は次のとおりです。
- お住まいの自治体(市役所や区役所の福祉課)
- 気になる就労移行支援の事業所
とくに自治体は、「利用できるかどうか」を決める大切な場所です。
まず自分の状況を話して、「就労移行支援が利用できるかどうか」を聞いてみましょう。
そして、就労移行支援の事業所にも相談してみてください。
あなたの希望や生活のことをふまえて、今後の道を一緒に考えてくれます。


カフェベルガにも、パートなどの仕事をしながら通う人はたくさんいましたね。
私はダメかも、と決めつけないで、相談してみることが大事なのよ!
