前編
【もう緊張しない!面接官の視点がわかるだけで楽になる就活準備 ―元面接官インタビュー(前編)】
「不採用」の連絡が届くたびに、まるで自分の全てを否定されたような気持ちになってしまう…。
就職活動が長引くにつれて、「もう自分なんて、どこにも必要とされていないんじゃないか」と、自信を失いかけていませんか?
もし、あなたが今そんな風に苦しんでいるのなら、この記事を読んでみてください。
実は、就職活動は、ちょっとした「心構え」ひとつで、辛い試練から「自分を成長させるための冒険」へと変えることができるのです。
この記事では、不採用通知に落ち込まずに次へ進むための考え方や、就職というイベントそのものとの上手な付き合い方を紹介します。
長年企業で働いて、面接官の経験豊富なスタッフの伊藤さんのインタビュー記事の後編だよ。ぜひ前編も読んでみてね。
読み終える頃には、きっと心が軽くなり、「よし、もう一度だけ、自分のペースで頑張ってみようかな」と、次の一歩を踏み出す勇気が湧いてくるはずです。

吉田さん、就職ってゴールじゃないんですね!
そうよ。就職は新しい学びの始まり。そこからまた、新しい一歩を踏み出していくのよ。

空振りを恐れていたら、ホームランは打てない
もし、あなたが野球のバッターボックスに立ったと想像してみて。
「この一球を空振りしたら、もう全て終わりだ…」
そんな風に考えていたら、ガチガチに緊張して、バットを振ることさえできなくなっちゃうよね。
伊藤さんは、就職活動もこれと同じだと言っていたよ。
プロ野球のイチロー選手だって、ヒットを打てるのは10回バッターボックスに立って3回か4回。
バスケットボールの神様と言われたマイケル・ジョーダンでさえ、シュートの半分以上は外していたんだ。
僕たちは、みんなが彼らのようなスーパースターじゃない。
だから、就職活動で何回か不採用になったとしても、それは当たり前のことなんだ。
一つの結果に深く傷ついたり、「もうダメだ」なんて自分を責めたりしないで。
思いっきりバットを振って、もし空振りしてしまったら、「よーし、次行くぞ!」って、すぐに気持ちを切り替えること。
それが、すごく大事なんだって。
僕たちが住むつくば市だけでも、会社の事業所の数は1万近くあると言われているんだ。
バットを振れるチャンスは、まだまだ、たくさんあるんだよ。

何のために働く?ティム・クック氏の言葉から考える
就職活動をしていると、いつの間にか「就職すること」そのものがゴールになってしまいがちだ。
でも、本当にそうかな?
伊藤さんが、素敵な言葉を教えてくれたよ。
それは、iPhoneを作っているApple社のCEO、ティム・クックさんという人の言葉だ。
「まず、あなたが情熱を注げる何かを探すことだ。
次に、どうすればその何かが人々の役に立つかを考える。
情熱を注げる何かがあって、人々の役に立てる何かがあれば、あなたの人生は素晴らしいものになる」
どうかな?
「どこの会社に就職できるか」だけを考えるんじゃなくて、「自分は何に夢中になれるんだろう?」って探す旅。
そう考えると、就職活動が少しワクワクする冒険みたいに思えてこないかな。

就職はゴールではなく、新しいスタート
伊藤さんは、最後にこうも言っていたよ。
「就職は、人生のゴールなんかじゃない。むしろ、始まりに近いんだ」って。
就職すれば、確かにお金を得て、生活が安定するかもしれない。
仕事を通して人の役に立てるし、新しい出会いもたくさんあるだろう。
生活が大きく変わる、大事なイベントなのは間違いない。
でも、人生はそこでは終わらない。
今の時代、一生のうちに何度も会社を変えたり、新しい仕事にチャレンジしたりする可能性が高いんだ。
だから、就職活動のプレッシャーに、どうか押しつぶされないでほしい。
もし、入った会社を辞めることになったとしても、それは「次の就職に向けた始まり」なんだ。
就職も、離職も、全部があなたを成長させてくれる大切な経験。
そう考えたら、ドキドキの面接だって、ちょっと楽しんでみようって思えるかもしれないね。
まとめ
就職活動は、時に君を悩ませるかもしれない。
でも、それは君が自分自身と真剣に向き合っている証拠なんだ。
どうか、就職活動を「自分を成長させてくれるイベント」として、楽しんでみてほしい。
そしてもし、一人で抱えきれない不安や悩みが出てきたら、いつでもカフェベルガに話しに来てね。

僕たちは、君が君らしく、次の一歩を踏み出すのを、いつでも応援しているよ。