発達障害とは
発達障害は、脳機能の発達が関係する障害です。コミュニケーション力が弱い、社会性が乏しい、こだわりが強いなどの特性から「自分勝手な人」「困った人」と誤解され、社会生活に困難を感じる人も少なくありません。複数の障害が重なり合うケースも見受けられ、一口に発達障害と言っても症状は様々です。
発達障害にはいくつかの種類があり、それぞれ次のような特徴を持ちます。
職場での特徴と工夫
発達障害の特徴は、職場で「困りごと」になる場合もありますが、それらはちょっとした工夫で「強み」にもなる表裏一体の特徴です。
困りごと
- 並行して複数の作業をすることが苦手
- 突然の指示や仕事の変更等に混乱する
- 口頭だけでは指示の理解が難しいことも
- 「暗黙のルール」がわからない
- 質問や相談をするきっかけが掴めない
- 感覚が過敏で集中しづらい
長所
- 集中力を発揮し、熱心に粘り強く取り組める
- ルーチンワークが得意な人、アイデアを出すのが得意な人などが力を発揮できる
- 決まりを守って責任感を持って仕事ができる
- 他の人の嫌がることでも丁寧にやる
- 妥協しない結果が出せる