引きこもり状態から抜け出して社会に参加したい。でも、

  • 「何から始めればいいか分からない」
  • 「社会に出るのが怖い」

と、一歩を踏み出せずに悩んでいませんか?

いきなり就職活動を始めるのは、とてもハードルが高いですよね。

実は、焦って就職を目指さなくても大丈夫。
今のあなたの状況に合わせて、生活リズムを整えるところから、仕事に向けた準備までを少しずつサポートしてくれる公的なサービスがあるんです。

この記事では、引きこもりからの社会復帰を助けてくれる「自立訓練(生活訓練)」「就労移行支援」という2つのサービスについて、分かりやすく解説します。

この記事を読めば、あなたのペースで社会復帰を目指すための、具体的な道筋が分かります。
一人で抱え込まず、次の一歩を踏み出すためのヒントを見つけてください。

ベルガーくん
ベルガーくん

引きこもりで支援を探している人も、カフェベルガの就労支援を利用出来るんですか?

そうよ!引きこもりだったけれどカフェベルガを利用して、就職して自立出来た人がいっぱいいますよ!

吉田代表
吉田代表

もしかして「どうしたらいいか分からない」と一人で抱えていませんか?

長いあいだ引きこもりの若者

「引きこもりから抜け出して、そろそろ仕事につきたい」
「でも、何から始めたらいいのか、どこに相談すればいいのか分からない」

そんな風に、一人で悩みを抱えていませんか?

長い間、社会との関わりが少なくなっていると、一歩を踏み出すのはとても勇気がいることだと思います。
就職活動をしようにも、「いきなり面接なんて無理」「履歴書に書けるような経験がない」と、不安や焦りを感じるのは当然です。

この記事では、そんな方のための「引きこもりから仕事に就くための具体的なステップ」を紹介します。
焦る必要はありません。あなたに合ったペースで、少しずつ前に進むための方法がきっと見つかるはずです。

「いきなり就職」はハードルが高い?まず生活の土台作りから

長期間の引きこもり状態をから、すぐに毎日出社して仕事を始めたら、心と体にどれほど負担がかかるでしょうか。その負担は想像以上に大きいかもしれません。

まずは、乱れてしまった生活リズムを整えたり、少しずつ外出に慣れたりすることが大切です。
仕事に就き、社会で活動するための「土台作り」となる期間です。

この土台作りをサポートしてくれるのが、国が定める福祉サービスのひとつ、「自立訓練(生活訓練)」です。

社会に出るためのリハビリ期間「自立訓練(生活訓練)」とは

自立訓練(生活訓練)の利用を相談する若者

自立訓練(生活訓練)は、障害や病気によって生活に困難を抱える人が、自立した日常生活や社会生活を送れるようにサポートするサービスです。

具体的には、次のような訓練を受けることができます。

  • 基本的な生活習慣の確立:決まった時間に起きる、食事をきちんと摂る、身だしなみを整える、といった、生活リズムの改善をサポートします。
  • 金銭管理の練習:計画的なお金の使い方や、公共料金の支払いなどを学びます。
  • コミュニケーション能力の向上:他の人との会話や、グループでの活動を通して、対人関係のスキルを身につけます。
  • 健康管理:自分の体調を把握し、必要であれば医療機関にかかるなどの健康管理の方法を学びます。

「自分は対象にならないのでは?」と思うかもしれません。原則として、障害や難病のある方が対象ですが、医師の診断書や障害者手帳がなくても、自治体の判断によって、引きこもり状態にある方が利用できるケースも少なくありません。

まずは、お住まいの市町村の福祉窓口や、相談支援事業所に連絡して、利用できるかどうかを相談してみましょう。

また、事業所のスタッフが自宅を訪問してくれる「訪問型」の支援もあるので、まだ外出することに抵抗がある人でも、安心して利用を始められます。

仕事の準備を具体的に進める「就労移行支援」

就労移行支援でパソコンスキルを学ぶ若者たち

自立訓練(生活訓練)を通して生活の土台が整ってきたら、次のステップとして「就労移行支援」の利用を考えてみましょう。

就労移行支援は、障害や難病のある人が一般企業へ就職するために、必要な知識やスキルを身につけるための福祉サービスです。

具体的には、次のようなサポートが受けられます。

  • 職業訓練:パソコンスキルやビジネスマナー、軽作業など、働く上で役立つ様々なスキルを学びます。
  • 就職活動のサポート:履歴書の書き方や面接の練習、自分に合った求人の探し方などを、スタッフが一緒に考え、サポートしてくれます。
  • 職場探しと定着支援:就職後も、長く働き続けられるように、職場との間に入って環境調整などを行ってくれます。

自立訓練(生活訓練)が「生活の土台作り」だとしたら、就労移行支援は「働くための具体的な準備」をする場所、と考えると分かりやすいかもしれません。


こちらも、診断書や手帳がない場合でも、まずは自治体の窓口に相談してみることが大切です。

「自立訓練」から「就労移行支援」へ。就職までの具体的なステップ

では、実際にこの2つのサービスを活用して、どうすれば社会復帰と就職を目指せるのでしょうか。
あくまで一例ですが、カフェベルガでの支援実績から、具体的なステップを見てみましょう。

  • ステップ1:相談と利用開始
    市町村の窓口に相談し、まずは「自立訓練(生活訓練)」の利用を開始。週に1〜2回の通所から、無理なくスタートします。
  • ステップ2:生活リズムの安定
    自立訓練のプログラムを通して、徐々に生活リズムが整い、毎日通所できるようになります。体力や自信も少しずつついてきます。
  • ステップ3:就労移行支援へ
    生活が安定したところで、「就労移行支援」に切り替えます。本格的に、就職に向けた準備を始めます。
  • ステップ4:就職活動と就職
    職業訓練でスキルを身につけ、スタッフと相談しながら就職活動を進めます。自分に合った会社を見つけ、就職を実現します。
  • ステップ5:就職後の定着支援
    就職後も、不安なことや困ったことがあれば、就労支援事業所のスタッフが相談に乗り、長く働き続けられるようにサポートしてくれます。

茨城県つくば市のカフェベルガでは、このように一人ひとりのペースに合わせて、ゆっくりとステップアップしていくことを大切にしています。
3ヶ月で就職する人もいれば、3年以上かけてじっくり準備する人もいます。

まとめ:一人で悩まず、まずは相談するところから始めよう

引きこもりから社会復帰を目指す若者

引きこもりからの社会復帰は、決して簡単な道のりではないでしょう。
しかし、一人で抱え込む必要はありません。

今回ご紹介した福祉サービスは、「社会に居場所を持ちたい」「働きたい」という気持ちを、専門的な知識と経験で力強くサポートしてくれます。

「何から始めたらいいか分からない」

そう感じたら、まずはお住まいの市町村の福祉担当窓口や、地域の相談支援事業所に連絡してみてください。
そこから、あなたの新しい一歩が始まります。