ベルガーくん
ベルガーくん

僕が一番最初に「不思議だな」と思ったことを質問していいですか? カフェベルガは、どうして「カフェベルガ」という名前なんでしょうか?

カフェベルガは茨城県つくば市にある福祉事業所です。
発達障害などの障害特性(グレーゾーン含む)を持つ方々を中心に、福祉サービスを提供しています。
就労移行支援 / 自立訓練 / 放課後等デイサービス

最初はカフェの経営から始まった会社なのよ。「カフェ」という言葉には「人が集まって、いろいろなことを話し合う」という意味もあるから、今も「カフェ」の部分は残しています。

吉田代表
吉田代表

1996年、つくば市に「カピオ」という文化ホールが作られました。そこに併設された飲食スペースを、「福祉の人たちでやらないか」というお話があり、カフェを始めたのがきっかけです。
そのお店の名前が「カフェベルガ」でした。

「カフェ」という言葉には、「人が集まって、いろいろなことを話し合う」という意味もあります。
私たちの事業にいろいろな人が関わってもらいたい、という願いも込めて、今も「カフェ」の名前は残しています。

ベルガーくん
ベルガーくん

カフェは何年やられていたんですか?

カフェは25年です。1996年から2021年まで続けました。

吉田
吉田
ベルガーくん
ベルガーくん

25年も経営されていたんですね。
名前の由来ですが、残りの「ベルガ」の部分は、どうして「ベルガ」という名前なんですか?

たまたまヴォルフ・ヴォルフェンスベルガーという人の本が目に入って、名前の「BERGER」の部分が、ロゴ的にいいなと思って。それで「カフェベルガ」というお店にしたの。ちなみにヴォルフェンスベルガーさんは、アメリカやカナダで活躍した福祉の専門家よ。

吉田
吉田

「どういう名前のお店にしよう」と考えていた時に、いろいろな障害についての本の中から、たまたまヴォルフ・ヴォルフェンスベルガーという著者の名前が目に留まりました。
「BERGER」とアルファベットが規則正しく繰り返されていて、ロゴ的にいいな、と思ったのです。ヴォルフェンスベルガーさんの名前から「BERGER」というところだけ取って、お店の名前は「カフェベルガ」にしました。

ヴォルフ・ヴォルフェンスベルガー(Wolf Wolfensberger, 1934-2011)について詳しく知ったのはその後のことで、私たちの仕事にも関係がある人だということが分かりました。
ヴォルフェンスベルガーさんはアメリカやカナダで活躍した人で、「ノーマライゼーション」の研究者として有名な方です。「障害があっても価値のある生き方」を社会が保障しなければいけない、と言った方で、とても尊敬できる方だということが分かって、その方の名前をいただいてよかったなと思っています。

(次回に続く)
【カフェベルガはどうして「発達障害」特化なの?―カフェベルガのヒストリーその2】

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